メリダを警察犬訓練学校にあずけたら・・・

メリダはゴールデンレトリバーです。家にはもう一頭ルカというゴールデンレトリバーがいます。
ルカはとても大人しくチョット怖い声を出すだけで緊張感イッパイの表情でイタズラを止める・・・という扱いやすい子でした。
ドッグランに遊びに行っても、チワワや柴犬に噛みつかれそうになるような・・・

メリダは逆に、とても気が強く、「噛みつきますよ!」のボディーランゲージなしに噛みつくようなヤンチャタイプです。

ある日、ドッグランで自分のお気に入りのボールを横取りされて、ひっくり返して上から覆いかぶさり噛みつくという大暴れをしたため、悩んだあげく、警察犬訓練学校に相談をすることにしました。

以前にも愛犬のためのスクールに通ったことはあったのですが、オヤツでつるような訓練はメリダには向いていなくて先生のオヤツのカバンから隙を見て勝手にオヤツを食べたり・・・どうにもならなくて中退した経緯があります。

警察犬訓練学校に行って相談した時に言われたのは、「犬が、自分のボールを横取りされて、私のボールで遊んでいいよ」・・・なんてフレンドシップな対応をとるはずがないじゃないか・・・と言われて、納得してしまいました。

ドッグランで見ず知らずの犬と遊ばせるほうが不自然だとも言われました。

また、ルカは家庭犬を目的としてブリーダーが繁殖した犬で、メリダは、ショウドッグで、他の犬と競い合うことを目的に繁殖された犬なので、ショウドッグとしてどんな場所でも怖じ気づくことなく戦うため、気の強い性格を良しとされているのだから、同じゴールデンレトリバーでも気性が違うのは当たり前とも言われました。

犬が問題行動を起こす最大の原因は、飼い主の関わり方に問題がある・・・と言われ、思い当たることがたくさんあり、メリダだけを悪いと考えていたことに反省させられました。

そして、色々な面接を歴て、3ヶ月訓練所で警察犬候補生と生活をすることになりました。

 

はじめの1ヶ月は、教官との信頼を築くため、面会禁止となり、2ヶ月めから、面会できるようになりました。

 

メリダが訓練を受けている間に、私達は、庭を犬のために先生の指導を受けながらリフォームしてメリダの帰りを待っていました。

そして、訓練終了となり、先生も庭の確認をしに来てくださりメリダも3ヶ月ぶりに我が家に戻ることができました。

訓練終了後のメリダは、堂々として肝が据わった感じがしました。

お帰りメリダ・・・

私達人間が原因だったと言われたことから、自分の性格の弱さや、優柔不断な態度での接し方が問題であったこに気づかされました。


ミナミ警察犬訓練所