歯ブラシと歯の話・・・

今回は犬や猫と関係ないのですが、口腔ケアのお話しをします。突然ですが歯ブラシって歯を磨いたあとどうしていますか?


水でササッとすすいで終わりってしてませんか?仕事場の歯ブラシもお昼に使ってササッと水で流してるだけ・・・って私だけでしょうか・・・
歯ブラシについた食べかすをキレイに除去しないでいると細菌が繁殖する恐れがあります。
必ず、歯ブラシの食べかすを歯間ブラシで除去して、ミルトンなどで消毒するのもいいと思います。

自分の歯の値段って考えたことありますか?歯の価値は1本100万円の価値があると言われています。毎日お世話になっている自分の歯は総額3000万以上ということになります。もし3000万の車を購入したら、必死でメンテナンスしますよね。なのに・・・歯を磨くのに、どれくらいのお金をかけていますか?
歯ブラシは1本いくら?ハミガキの後ろに書かれた説明を読んだことありますか?
今はハミガキの値段もピンキリです。また、歯をみがく時、何種類の歯ブラシを使っていますか?
基本の歯ブラシ・・・歯間ブラシ・・・デンタルクロス・・・タフトブラシ(部分用ブラシ)・・・
なかなか自分に合った歯ブラシを選ぶのは難しいので、歯科医院に行った時に歯科衛生士のかたに相談するのがベストだと思います。


今は、担当の歯科衛生士が定期検診の時に、自分の磨き方の弱点や、歯肉の状態について的確にアドバイスをしてくれるので、歯の磨き方や、口腔内の変化(歯肉やプラークのつきやすい所)を指摘してもらい、意識して歯を磨くことが大切です。
3000万円の価値があると思ったら・・・メンテナンスにも気合いがはいりませんか?

また、口腔内の病気は口腔内だけのものではなく、全身に影響をもたらします。
歯周病菌や歯肉の炎症によって作られた炎症物質が歯肉の毛細血管の流れに乗って、全身に散らばります。
歯周病になると「肺炎」「心筋梗塞などの心臓病」のリスクが高くなります。
虫歯があるのはわかっているのに忙しいから・・・歯科の治療は痛いから・・・と、後回しにすることで、結局もっと大きな病気を併発して長期で仕事を休むことになったら本末転倒です。

歯の治療は私も大嫌いでした。
最近、歯科の定期検診を受けるようになってから、担当の歯科衛生士さんの存在が健康を支えてくれていることを実感しています。

また、私だけかもしれませんが、「とっても良く磨けてますよ・・」と歯科衛生士さんに褒められると、なんかとっても嬉しくって・・・

歯の健康が全身の健康のカギを握っているということをみなさんにも知って欲しいです。

今はコロナでマスク生活が続いていますが、いつかマスクをしないで外出できるようになったら、健康な歯で思いっきりみんなと笑顔で交流しましょうね。

次回は犬猫の口腔ケアのお話をしていきたいと思います。