かかりつけの動物病院をつくる



かかりつけの動物病院の重要性

動物は、病気になっていても最初から人間に気づいてもらえるような行動をおこさないことが多いです。特に大型犬は、悪化していても食欲旺盛だったりします。

だいたい8歳を過ぎたころから1年に1回の予防接種の時についでに健康診断を受けるようにすると良いと思います。

大きな動物病院から、近所の動物病院までいろいろありますが、私の経験上すぐに飛び込める距離に自分が話しやすく、訴えをシッカリ聞いてくださる獣医さんをつくっておくことが大切だと思っています。

動物は内臓の疾患だけではなく、突然の事故もけっこうあります。異物を飲込んでしまった・・・骨折などの外傷・・・あたりまえですが、動物は危険を回避できないための事故にあうことも少なくないのです。そんな時、かかりつけ医が近くにいてくれて、慌てて飛び込んでも顔見知りであれば、今までのカルテを見ることで、その子の経緯が把握できているため、もし、飼い主がうまく説明ができなくてもどこがいつもと違うか・・・いままでどんな治療や予防接種をしてきたかを考慮にいれながら診療をしてもらうことができます。

私は以前、小さなことでも、大きな動物医療センターまで2時間ちかくかけて受診していました。

大きな動物病院には、当たり前ですが重傷の子達もたくさん治療を待っていて、軽い病気で受診するために半日かけてくる所ではないなぁ・・・もっと重傷の子達がスムーズに受診できるためにも・・・と・・・待合室で反省したことがあります。

現在、私は車で15分で行ける場所にある動物病院にお世話になっています。

ルビーと出会わせてくださった先生です。

家族的な対応と診察券を忘れて飛び込んでしまっても、名前をいうだけでわかってもらえる安心感・・・フードもこちらで取り寄せていただいているので、どんな食事をしているかも把握してくださっていて年齢にあわせたフードに切り替える時期をアドバイスしてもらえるのもとてもありがたいです。

自分が、この先生だ!と思える獣医師との出会いは、とても大切です。

待合室での対応や、患者さんとのやりとり・・・動物に声かけをしているか・・・などを観察してみてください。

最近は、専門的に得意な分野がある獣医師もいらっしゃいます。

待合室で待っている間に、患者に対してどんな対応をしているかを情報収集するのもいいですね。

最後にはやっぱり先生との相性もあります。知り合いに「とってもいい先生だよ・・・」と言われても、結局その人にはいい先生でも私はチョット・・・ということもあります。とっても患者さんの多いことで有名な獣医師に診察をお願いした時に、何回行ってもルカを「男の子」と間違う先生がいて、結局信頼することができなくて受診しなくなったことがあります。

どうかできるだけ早い段階で信頼することができる行きつけの動物病院と出会えるといいですね。